2026/09/24

【個別垂水高等部】現代文対策(国語学習②)

 みなさんこんにちは、創造学園個別垂水校2号館、略して創造個別垂水2です。「教科としての国語」を題材に、引き続き話を続けさせていただきます。ただ、毎回「教科としての国語」と表記するのも面倒ですので、素直に国語と表します。また、前回はカタカナ語を極力使わない書き方をしていましたが、今回からはカタカナ語も利用していきます。

試験において評価点を上げるための前提条件-小学生時代

 前回、日本の初等教育における国語は、「共感性」を重視するカリキュラムになっている、と書かせていただきました。細かい説明は省きますが、幼児期における言語習得は、「同意」「類似」から入っていきます。その延長上に「共感」が続きます。そして、日本語はとにかく語数/語種が多く、まずは語句を習得しないことには次のステップに進むことが出来ません。また、道徳性を身に付けさせるという目的もありますので、「物語」や「詩歌」が主体となります。更に、日本語は語句の配列を変えたとしても話が伝わるという、他国ではなかなか見られない自由度の高い言語となりますので、感覚的に文章に触れる、ということが最重要項目となります。小学校であれば、読書量と語彙力がそのまま確認テストの点数に繋がることになります。

読書量≠試験結果になり始める中学

 ここからがある意味本題。中学生からは「論理性」「文章解析」といった能力が教育上の獲得目標に追加されていきますので、「感覚的に」読むだけでは点数が取れなくなっていきます。「物語」は解けるのに「説明文」は全く解けない。よく耳にするフレーズではありませんか?「共感性」=「同意」「類似」=既に知っていることが前提、となりますので、「知らない言葉が出た」→「分からない」が急増します。小学校時代に「辞書などを使って調べる」習慣が付いていないと、「知らないが多すぎる」→「あきらめる」となるのはごく自然のことです。

 「整理整頓し、文章を再構築する」=「論理性」が求められるように変化していきます。「整理整頓」する際に必要のなるのが「視座/視点(どこから、何を)」と「基軸(分け方)」が必要となります。より具体的に、定期試験の話にしますと「学校の先生(問題作成者)が何を求めているか」まで掴まなければ、点数に結びつかなくなります。つまり・・・学校の授業展開(指導案)によっては試験の「解答」が変わる可能性が出てきます。

 例えば、中学校2年生で扱われる定番の「走れメロス」です。旧来であれば、「主人公視点」の「心情変化と友情に対する葛藤」を主題として扱われておりましたが、ここ最近では逆説的に「メロスは勇者だといえるのか?」という指導案や、「走れメロス」の元になっているシラーの詩「人質」
との比較を中心に行う指導案、といった他視点の構成のものを見かける機会が増えてきました。

 中学校の試験対策としては、1に学校の授業、2に授業ノート、その上で想定される問題を考える、という戦略を立てていくことになります。

情報量が膨大になり、解析能力も求められる高校

 「多角的に」「比較して」というキーワードが指導要領、指導案に多く出てくるようになります。学校の授業でもグループワークを行っているケースがここ数年でかなり増えてきたという印象があります。大学受験の影響もありますが、文章内比較だけでなく、文章Aと文章Bを比較して、という形式の授業、定期試験を見かけるようになってきています。情報量が増えている分、「時間を意識した取り組み」が必要となってきています。

 学校の予習課題を終わらせるのにどれだけ時間がかかったか、という時間管理も「得点UP」に必要な要素となります。「時間をかければ良い」と、一概には言えなくなってきている所以です。情報の一元化や、記述練習などが定期考査対策となります。

「高校受験」「大学受験」で必要となる「情報整理の指標」

 高校受験においては、公立の場合、各教育委員会の方針によって異なりますが、兵庫県においては「共通テスト」に寄せた出題設計となっています(なお、大阪府は国立文系二次に寄せた構成になっています)。「共通テスト」「兵庫県公立入試」共に、10年前との比較となりますが、「悪文」の出題がなくなったため、文章自体は比較的読みやすく、「消去法で2択に絞ってお祈り」ではなく、積極的に選択肢が選べるようになりました。その代わりに文章量が圧倒的に増えています。つまり、限られた時間内でどれだけの情報を処理することが出来るか、という情報処理能力が問われるのが昨今の「入試」となります。

 「文学的文章」に属する場合、「視座/視点」「表現方法」「場面条件」

 「説明的文章」に属する場合、「同意」「対比」「問答」「従属」

 以上を指標として、文章内容を整理していく、あとは6か月ひたすらトレーニング。これで現代文の得点率8割は超えれます。より具体的な話や記述対策となる、「設問に対する回答の基本的な組み立て方と根拠文の探し方」については、割愛します(ここから先は・・・のアレです)。

 基本的には情報処理力を引き上げるためには?という視点で指導しておりますので、「現代文」の処理能力が上がれば自然と他の科目も点数が底上げされます。国語の得点率15~25%UPに追随して他の科目が5~10%前後上昇、というのが過去の試験データから出てきています。

 今回はここまで。次回は「古文」「漢文」編となります。それではまた

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