冬になると、手足が冷えてなかなか集中できない…。
そんな日が増える季節。でも、寒い日でも集中力を落とさず勉強できる人は、「環境づくり」と「体の使い方」がうまいんです。

まず意識したいのが、体温のコントロール。
体が冷えると、脳への血流が悪くなり、判断力や記憶力がガクッと下がります。特に足元の冷えは集中力を大きく奪う原因。
ブランケットや厚手の靴下、ひざ掛けなどを使って、足先を“ぬくもりゾーン”に変えるだけで、思考のキレが戻ります。

そして、外から温めるだけでは不十分。
本当に効果的なのは、体の中から温めること。
白湯や温かいお茶をゆっくり飲むと、体の中心からじんわり血流が広がっていきます。特に勉強の合間に飲むと、リラックス効果もあって一石二鳥です。

また、集中力を長時間キープできる人が共通してやっているのが、「姿勢のリセット」。
15〜20分に一度、肩を回したり、背筋を伸ばしたりするだけで血流が促進され、眠気やだるさを防げます。
小さな動きでも、こまめに体を動かすことで“集中のスイッチ”を何度も入れ直せるんです。

最後にもうひと工夫。
暖房をつけると部屋の空気が乾燥しがちなので、加湿器や濡れタオルを置いて湿度を保ちましょう。
空気が潤っているだけで、呼吸がしやすくなり、頭も冴えます。

寒い日ほど、環境づくりが実力の差を生みます。
「寒くて無理」と思った瞬間こそ、工夫のチャンス。