【エディック個別舞多聞校】ひとくち算数 第四回
保護者の皆さま、ご家族の皆さまへ
いつもお子さまの学習を見守り、応援していただきありがとうございます。
今回でホームページのチャレンジ問題も第四回となりました。継続して取り組んでくださるご家庭も多く、学びの習慣が少しずつ根付いてきているのを実感しております。
今回のテーマは「和差算」です。数の合計や差を使って工夫して考えるこの分野は、文章題を解く力を養ううえでとても重要な単元です。はじめは難しく感じるお子さまも多いですが、考え方の手順を身につけると解ける楽しさが広がります。
これからも学習を通じて「考える楽しさ」「できる喜び」を実感できるような教材を発信してまいります。引き続き、ご家庭での温かいご支援をよろしくお願いいたします。
エディック個別舞多聞校スタッフ一同
たてと横の長さの和が $26$ cmの長方形があります。この長方形のたての長さを $5$ cm短くし、横の長さを $3$ cm長くすると、正方形になりました。
もとの長方形の面積は何cm$^2$ですか?
解答と解説
答えは $153$ cm$^2$ です。
この問題は「和差算」という考え方を使うと、すっきりと解くことができます。
まず、問題文からわかっていることを整理しましょう。
- たての長さ と 横の長さ の和は、$26$ cmです。
次に、長さを変えて正方形になったという情報から、たてと横の「差」を考えます。
「たてを $5$ cm短くした長さ」と「横を $3$ cm長くした長さ」が同じになったということは、もとの長さでは、たての方が横よりも長かったということです。
その差は、$5$ cmと $3$ cmを合わせた $5+3 = 8$ cmになります。
- たての長さ と 横の長さ の差は、$8$ cmです。
「和が $26$」「差が $8$」となる2つの数を見つければよいわけです。下の線分図でイメージしてみましょう。
和差算の公式を使って計算します。
たての長さ(長い方)= (和 + 差) $\div 2$
$(26 + 8) \div 2 = 34 \div 2 = 17$ cm
横の長さ(短い方)= (和 – 差) $\div 2$
$(26 – 8) \div 2 = 18 \div 2 = 9$ cm
もとの長方形は、たてが $17$ cm、横が $9$ cmだったことがわかりました。
最後に、面積を計算します。
$17 \times 9 = 153$
したがって、もとの長方形の面積は $153$ cm$^2$ となります。
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