2025/07/28

【エディック個別舞多聞校】ひとくち算数 第三回

いつもお子さまの学習を支えていただき、ありがとうございます。

夏休みが始まり、自由な時間が増える一方で、学習のリズムを保つことが難しい時期でもあります。そんな今だからこそ、考える習慣を保ち、「学びの土台」を育てる機会にしていただければと思い、今回もホームページにチャレンジ問題を掲載いたしました。

今回のテーマは「規則性と数列の和」です。規則性の発見や計算の工夫など、数の不思議さに触れながら考える力を養う内容となっております。ご家庭でもぜひ、「どこに規則があるかな?」「次はいくつになりそう?」といった声かけを通して、お子さまと一緒に取り組んでいただければ幸いです。

このシリーズも回を重ねてまいりましたが、今後もお子さまが「わかる喜び」「考える面白さ」を感じられるよう、季節や学習内容に合わせた問題を継続的に配信してまいります。引き続き、ご家庭での温かいサポートをよろしくお願いいたします。

夏の思考トレーニングに、ぜひご活用ください。

エディック個別舞多聞校 一同

下の図のように、正方形を並べて階段のような図形を作ります。1段目は正方形1個、2段目は正方形2個、3段目は正方形3個、…というように並べていきます。

それぞれの正方形の中には、ある規則にしたがって数字が書かれています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 1段目 2段目 3段目 4段目 5段目
このとき、次の問いに答えなさい。

(1)10段目の右端の正方形に書かれている数字はいくつですか。

(2)数字の100が書かれている正方形は、何段目の左から何番目にありますか。
解答と解説
1
規則を見つけよう
図をよく見ると、数字は左上から順番に1、2、3、…と並んでいることがわかります。
1段目には1個、2段目には2個、3段目には3個の正方形があります。
2
(1)10段目の右端の数字を求めよう
10段目の右端の数字を求めるには、1段目から10段目までの正方形の個数を全部たす必要があります。

1段目から10段目までの正方形の個数
\(1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10\)
この計算には、「ペアを作る」というわざが使えます!
ペアの作り方:
1 + 10 = 11
2 + 9 = 11
3 + 8 = 11
4 + 7 = 11
5 + 6 = 11

ペアが5組できて、どのペアも和が11になります!
だから、
11 × 5 = 55
別の考え方:1から10までの和は、10 × 11 ÷ 2でも求められます。
これは、「最初の数と最後の数をたして、個数をかけて、2でわる」という方法です。 答え:55
3
(2)数字100の位置を求めよう
まず、100番目の正方形が何段目にあるかを調べます。

何段目までで100個をこえるか順番に調べてみましょう。
各段までの正方形の合計:
10段目まで:1+2+…+10 = 55個
11段目まで:55 + 11 = 66個
12段目まで:66 + 12 = 78個
13段目まで:78 + 13 = 91個
14段目まで:91 + 14 = 105個
13段目までで91個、14段目までで105個なので、100番目は14段目にあります。
4
14段目の何番目かを求めよう
13段目までで91個なので、92番目から14段目が始まります。
100番目は、92番目から数えて何番目でしょうか。
\(100 – 91 = 9\)
つまり、14段目の左から9番目です。

答え:14段目の左から9番目
14段目の様子 92 93 100 105 左から9番目
エディック個別 舞多聞校
655-0051 神戸市垂水区舞多聞西6-1-2 地図
TEL:078-787-4359
受付時間:月〜土14:00〜16:30

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