個別伊川谷校広場
― 学びを変える特集 9月号 ―
やり直しの新常識
― 間違いを「得点」に変える勉強法 ―
夏季登校日があり、通学は再開しましたが、明後日から本格的に2学期が始まります。
夏休みの間に一生懸命勉強した人も多いだろう。 しかし、テストの結果を見て、 「勉強したのに思ったより点数が取れなかった」 「前に勉強したはずなのに、忘れていた」 と感じることもある。
ここで大切なのは、点数だけを見て終わらないこと。
テストの「間違い」には、これから成績を伸ばすためのヒントが隠れている。
9月は、間違いをそのままにしない「やり直しの勉強法」を身につけたい。
新常識① 「答え合わせ」で終わらせない
テストが返ってきたら、○と×を確認して終わり。
これでは、せっかくのテストが十分に活かされない。
大切なのは、 「なぜ間違えたのか」 を考えることだ。
例えば数学なら、
- 計算ミスだった
- 公式を忘れていた
- 問題の意味を理解できなかった
など、同じ「×」でも原因は違う。
原因が分かれば、次にやるべき勉強も変わってくる。
新常識② 間違いには「種類」がある
すべての間違いを同じように扱う必要はない。 まずは自分の間違いを分類してみよう。
① 知識不足
覚えていなかった問題。
→ もう一度覚え直す。
② 理解不足
公式や考え方が分かっていなかった問題。
→ 教科書や授業内容に戻って確認する。
③ 演習不足
考え方は分かるけれど、問題を解く練習が足りなかった問題。
→ 類題を解いて練習する。
④ ケアレスミス
計算や記号、問題文の読み落としなどによるミス。
→ ミスの原因を具体的に確認する。
「間違えた」で終わらず、「なぜ間違えた?」まで考えることが重要だ。
新常識③ 「解き直し」は時間を空けて行う
答えを見た直後に、 「なるほど、分かった!」 と思って終わっていないだろうか。
実は、答えを見て理解することと、 自分一人で解けることは別である。
一度確認した問題は、少し時間を空けてもう一度解いてみよう。
何も見ずに解けたなら、本当に力がついた証拠。
まだ解けなければ、もう一度確認する。
この繰り返しが「できる問題」を増やしていく。
新常識④ 同じ問題を「もう一度」解く価値
「一度間違えた問題をまた解くのは、簡単すぎる」 そう思う人もいるかもしれない。
しかし、成績を伸ばすためには、 「一度できなかった問題を、次はできるようにする」 ことが非常に重要だ。
テストで出た問題と似た問題が、 次のテストや実力テストで出題されることもある。
間違えた問題 = 捨てる問題
↓
間違えた問題 = 次に点数を取るための問題
こう考えてみよう。
新常識⑤ 「できるようになったか」を確認する
やり直しで一番大切なのは、 「勉強したか」ではなく「できるようになったか」。
例えば、 「数学のワークを10ページやった」 だけでは、学習の成果は分からない。
それよりも、 「前に間違えた5問を、何も見ずに全部解けた」 という方が、自分の成長を確認できる。
勉強した量だけではなく、 「できるようになったこと」 に目を向けよう。
9月は「間違いを味方にする」月
テストで間違えることは、決して悪いことではない。
むしろ、今の自分に何が足りないのかを教えてくれる。
大切なのは、
間違いをそのままにしないこと。
夏休みが終わった今だからこそ、 これまでのテストや問題集をもう一度見直してみよう。
一つの「×」を「○」に変える。
その積み重ねが、次のテストの点数を変えていく。
間違いは、成長の材料になる。